金田一耕助の事件簿


ら行
『蝋美人』昭和29年8月(東京)
依頼人 雄島隆介
警部 等々力警部:警視庁
軽井沢の村の中で発見された、白骨死体の肉付けに成功した畔柳博士の実験作品が、三星百貨店の防犯博覧会で公開される。公開された顔は、夫殺しの容疑者立花マリだった。白骨死体は本当に立花マリなのか?金田一耕助が、おそろしい女の犯罪を暴く。  
伊沢加寿子
(いざわかずこ)

故伊沢安彦の妻。作家伊沢信造、徹郎、早苗の母。

「伊沢学園」の経営者。法学博士、畔柳貞三郎の元恋人。

伊沢早苗
(いざわさなえ)
故伊沢安彦と加寿子の長女。尾嶋隆介の婚約者。
 畔柳恵美子
(くろやなぎえみこ)
法医学博士畔柳貞三郎の娘、交通事故で死去。

(きみ)
畔柳家の元女中。
杉本もと
(すぎもともと)
畔柳家のばあや。 
立花マリ
(たちばなまり)

作家、伊沢信造の妻。

女優。


(たね)
伊沢家の女中。
 『猟奇の始末書』昭和37年(白浜海岸)
依頼人 友人の別荘に招かれ、殺人事件に遭遇する。
捜査主任 小磯警部補:?署

金田一耕助は中学時代の先輩で、画家の三井参吾の別荘へ招待される。そこでアーチェリーによる殺人事件が発生する。

弓矢は三井の物で、殺されたのは三井が通っていたバーのホステスだった。金田一耕助が悲しい男の犯罪を知る。

恭子
(きょうこ)
画家、三井参吾の弟子の山本新一のガールフレンド。
喜美
(きみ)
画家、三井参吾家のお手伝い。
坂巻潤子
 (さかまきじゅんこ) 

ナイトクラブのホステス。

堀口タマキの同僚。

小坂一枝
(こさかかずえ)
私立大学の助教授、小坂達三の妻。
 堀口タマキ
(ほりぐちたまき)
ナイトクラブのホステス。画家、三井参吾の愛人。
三井可奈
(みついかな)
画家、三井参吾の亡妻。