金田一耕助の事件簿


ま行
『魔女の暦』昭和29年5月(東京・浅草)
依頼人 奇妙な手紙を受け取り、殺人現場に遭遇する(捜査協力)
捜査主任/警部 関森警部補:浅草署/等々力警部:警視庁

浅草のレビュー劇場、紅バラ座の「メジューサの首」と題する怪しげな演し物で、一座の踊り子飛鳥京子が吹き矢に塗った毒により殺される。奇怪な手紙を受け取っていた受け取っていた金田一耕助は、この演し物を見に来ていたのだ。金田一耕助が猟奇的な踊り子連続殺人事件の謎を解く。           

飛鳥京子

(あすかきょうこ)

浅草のレビュー劇場「紅バラ座」の踊り子。碧川克彦をペットにしている。

浅草のレビュー劇場「紅バラ座」支配人、山城岩蔵の愛人。

井本鈴子

(いもとすずこ)

表向きは仕立物屋をしているが、裏で連れ込み宿を経営。

紀藤美沙緒

(きとうみさお)

浅草のレビュー劇場「紅バラ座」の踊り子。碧川克彦をペットにしている。

浅草のレビュー劇場「紅バラ座」の戯作者、柳井良平の愛人

霧島ハルミ

(きりしまはるみ)

浅草のレビュー劇場「紅バラ座」の踊り子。碧川克彦をペットにしている。

浅草のレビュー劇場「紅バラ座」の指揮者、甲野吾郎と内縁関係にある。

牧ユミ子

(まきゆみこ)

浅草のレビュー劇場「紅バラ座」の踊り子。碧川克彦の思い人。

結城朋子

(ゆうきともこ)

浅草のレビュー劇場「紅バラ座」の踊り子。

金の亡者。

『三つ首塔』 昭和28年10月(東京)
依頼人 黒川弁護士
警部 等々力警部:警視庁

宮本音禰は、ある男と結婚することを条件に祖父から100億の遺産を受け取ることになった。だが、伯父の還暦祝いのパーティーの夜その婚約者らしい男が殺される。そして音禰は連続殺人事件に巻き込まれていく。金田一耕助が、血脈の遺産相続争いの中、真実をつきとめる。

上杉和子
(うえすぎかずこ)

上杉誠也の亡妻。

宮本音禰の伯母。                  

上杉品子
(うえすぎしなこ )
上杉誠也の姉。新橋の元芸者。上杉家没落の後、誠也を育てる。
(東映東京'56:松浦築枝)(毎日'77:露原千草
笠原薫
(かさはらかおる)
佐竹玄蔵の遺産相続人。笠原操の双子の姉。佐竹建彦の愛人。
(東映東京'56:浦里はるみ) (毎日'77:岡尚美
 笠原操
(かさはらみさお)  
佐竹玄蔵の遺産相続人。笠原薫の双子の妹。
(東映東京'56:鶴実千子)(毎日'77:牧トモ子(テレ朝'88:阿部島成子)
 カツ子
(かつこ)
喫茶店「アザミ」の女給。
 河合
(かわい)
宮本音禰の友人。
カロリン笠原
(かろりんかさはら) 
笠原操の芸名。アクロバット・ダンサー

 清

(きよ)

湯治場「鷺の湯」の女中。 
佐竹由香里
(さたけゆかり)
 佐竹玄蔵の遺産相続人。鬼頭庄七の養女。
(東映東京'56:日野明子)(毎日'77:大関優子(テレ朝'88:武田久美子)

(しげ)  
上杉家の女中。 
(東映東京'56:白河幸子)(毎日'77:川上夏代 
島原明美
(しまばらあけみ)  
佐竹玄蔵の遺産相続人。新宿のバー「BON BON」のマダム。古坂史郎の愛人。
(東映東京'56:三浦光子) (毎日'77:三原葉子(テレ朝'88:水原ゆう紀) 
ナンシー笠原
(なんしーかさはら)
笠原薫の芸名。アクロバット・ダンサー。
 根岸蝶子
(ねぎしちょうこ)  
佐竹玄蔵の遺産相続人。志賀雷蔵の愛人 
(東映東京'56:牧幸子)(毎日'77:若林敦子 (テレ朝'88:高林由紀子) 
 根岸花子
(ねぎしはなこ)  
佐竹玄蔵の遺産相続人。志賀雷蔵の愛人。

(東映東京'56:宮田悦子)(毎日'77:根岸加代子)


トミ子
(とみこ)
鶴巻町「鶴巻食堂」のマダム。 
 橋本
(はしもと)
宮本音禰の友人。
ヘレン根岸
(へれんねぎし)
根岸蝶子の芸名。「紅薔薇座」のストリッパー。
 古橋達子
(ふるはしたつこ)
湯治場「鷺の湯」投宿時の宮本音禰の偽名。 

             宮本音禰

(みやもとおとね)

佐竹玄蔵の遺産相続人。宮本省三と節子の娘。高頭俊作の婚約者 。上杉誠也の姪。
(東映東京'56:中原ひとみ)(毎日'77:真野響子(テレ朝'88:松原千明)
メリー根岸
(めりーねぎし)
根岸花子の芸名。「紅薔薇座」のストリッパー。
ユキ
(ゆき) 
新宿のバー「BON BON」ホステス。
ユリ子
(ゆりこ)
山口明のギャレージのお手伝い。 
『迷路荘の惨劇』昭和25年10月(静岡)
依頼人 篠崎慎吾
捜査主任 田原警部補:富士署

広大な富士の裾野近くに建つ「明琅荘」は屋敷内の至るところに、どんでんかえしや、抜け穴が仕掛けられ、その複雑な作りから「迷路荘」と呼ばれていた。金田一耕助は風間俊六の知人、篠崎慎吾の招待を受け「明琅荘」を訪れる。到着直後に凄惨な殺人事件に巻き込まれる。それは、二十数年前に起きた血の惨劇から始まった物だった。金田一耕助が、おそろしい企みを持った悪女の犯罪を暴く。


(いと)
故古館種人の妾。「明琅荘」をとりしきっている老女。 
(毎日'78:千石規子)(テレビ東京'02:野際陽子)
恵美子
(えみこ)
「明琅荘」の女中。 
篠崎倭文子
(しのざきしずこ)
篠崎慎吾の妻。古館辰人の前妻。
(毎日'78:浜木綿子)(テレビ東京'02:羽田美智子)
篠崎陽子
(しのざきようこ)
篠崎慎吾の娘。
(テレビ東京'02:岩下貴子)

(すぎ)
明琅荘の女中。
戸田タマ子
(とだたまこ)
明琅荘の女中。戦災孤児。
(毎日'78:秋谷陽子) (テレビ東京'02:池田真紀)
古館加奈子
(ふるだてかなこ)

(毎日'78:御堂由紀子 ) 
『迷路の花嫁』昭和24年5月(東京)
依頼人 植村欣之助
捜査主任/警部 山口警部補:野方署/等々力警部:警視庁

霊媒師の宇賀神薬子が惨殺された。死体には無数のむごたらしい切り傷があり、幾筋もの血の川が流れ、その周りには大小様々の猫が血に染まりうごめいていた。金田一耕助が悲しい恋の復讐の謎を解く。  

宇賀神薬子
(うがじんくすりこ)
霊媒師。 
(TBS'93 :大橋芳枝)
宇賀神奈津女
(うがじんなつめ)
宇賀神薬子の弟子。
(TBS'93 :吉川十和子)
加代
(かよ)
バー「レッド・アロー」のホステス。

(しま)
旅館「田川」の女中。
しげ

旅館「田川」のおかみ。建部多門の愛人。


(そで)
滝川家の女中。
高杉菊江
(たかすぎきくえ)
宇賀神薬子の本名。
滝川和子
(たきがわかずこ)
滝川八兵衛の長女。直衛の一番目の妻。恭子の母。貞子の義姉。
滝川恭子
(たきがわきょうこ)
滝川直衛、和子の長女。植村欣之助の婚約者。
(TBS'93:荻野目慶子)
 滝川貞子
(たきがわさだこ)
滝川八兵衛の次女。直衛の二番目の妻。恭子の継母。和子の義妹。

(つね)
建部多門が宇賀神奈津女を見張るためによこした女中。
都築民子
(つづきたみこ)
松原浩三の亡父の愛人。
都築昌子
(つづきまさこ)
都築民子の娘。松原浩三の元婚約者。
ハル代
(はるよ)
バー「レッド・アロー」のホステス。
藤本すみ江
(ふじもとすみえ)
宇賀神薬子の家の女中。
本堂筆子
(ほんどうふでこ)
本堂千代吉の妻。蝶太の母。
瑞枝
(みずえ)
建部多門の愛人。
(TBS'93:川島美津子)
やす子
(やすこ)
滝川直衛の妹。 
山村喜美子
(やまむらきみこ)
山村多恵子の娘。
山村多恵子
(やまむらたえこ)

バー「レッド・フラワー」のマダム。

建部多門の愛人。

横山夏子
(よこやまなつこ)

宇賀神奈津女の本名。

滝川直衛と高杉菊江の娘。

 『雌蛭』昭和35年8月(東京)
依頼人 奇妙な電話により事件に巻き込まれる(捜査協力)
捜査主任/警部 唐沢警部補:渋谷署/等々力警部:警視庁

金田一耕助にあるアパートへ行き忘れ物をとってきて欲しいとの依頼の電話がかかる。金田一がそのアパートに赴くと、部屋には硫酸をかけられた男女の惨殺死体があった。金田一耕助が恐ろしい女の犯罪を暴く。

梅本繁子
(うめもとしげこ)
立花(梅本)昌子の妹。母親が再婚した為作家、立花慎二の義妹となる。
梅本昌子
(うめもとまさこ)
立花昌子の旧姓。
立花昌子
(たちばなまさこ)

作家、立花慎二の妻。母親が再婚した為作家、立花慎二の義妹となる。梅本繁子の姉。

バー「ユリシーズ」のホステス。バーテン、河野健太の愛人。

田辺泰子
(たなべやすこ)
作家、立花慎二の前妻。
タマミ
(たまみ)
立花昌子のバー「ユリシーズ」での源氏名。