『鏡が浦の殺人』 昭和32年7月(神奈川) | |
依頼人 |
等々力警部と静養に訪れていた鏡ヶ浦で事件に遭遇(捜査協力) |
捜査主任 | 氏名なし |
金田一耕助と等々力警部は、静養に来ていた鏡が浦で、大学教授が毒殺されるのに遭遇する。教授は、前日読心術である殺人計画を目撃していた。金田一耕助が恐ろしい殺人計画をの謎を解く。 |
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一柳悦子 (いちやなぎえつこ) |
鏡が浦「望海楼」のマダム。一柳元子爵の未亡人。民子の義姉。 |
一柳民子 (いちやなぎたみこ) |
一柳元子爵の妹。 |
一柳芙紗子 (いちやなぎふさこ) |
一柳元子爵の娘。悦子の義理の娘。 |
江川晶子 (えがわあきこ) |
江川教授の長女。 |
江川ルリ子 (えがわるりこ) |
江川晶子の娘。心理学者、江川教授の孫娘。聾唖。 |
加藤達子 (かとうたつこ) |
児童心理学者、江川教授の秘書。 |
久米恭子 (くめきょうこ) |
加納辰哉の亡婚約者の娘。 |
『鏡の中の女』昭和32年5月(東京) | |
依頼人 | 等々力警部(捜査協力) |
捜査主任/警部 | 古谷警部補:三鷹署/等々力警部:警視庁 |
金田一耕助がカフェ「アリバイ」で聾唖学校の教師、増本克子とお茶を飲んでいた時、克子がある男女の殺人計画の会話を読唇術で読みとる。その後、ふたりが毒殺死体で見つかる。なぜふたりは殺されたのか?金田一耕助が謎を解く。 |
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河田登喜子 (かわだときこ) |
「◯△産業」専務、河田重人の妻。 |
河田由美 (かわだゆみ) |
河田重人と登喜子の長女。 |
倉持タマ子 (くらもちたまこ) |
西銀座のキャバレー「ランターン」のダンサー。 |
増本克子 (ますもとかつこ) |
聾唖学校の教師。読唇術ができる。 |
『傘の中の女』昭和32年(神奈川) | |
依頼人 | 海水浴に来ていた金田一は殺人事件を目撃(捜査協力) |
捜査主任 | 坂口警部補:?警察署 |
鏡ヶ浦の砂浜のビーチパラソルの中で、キャバレー「フラ」のマダムの絞殺死体が発見される。静養中だった金田一耕助は、パラソル中から男が出てくるのを見ていた。金田一耕助が目の前の行われた殺人事件の謎を解く。 |
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川崎早苗 (かわさきさなえ) |
「川南商会」専務、川崎慎吾の妹。 |
武井清子 (たけいきよこ) |
OL。 川崎早苗の学生時代からの友人。 |
野口和子 (のぐちかずこ) |
野口誠也の妻。 キャバレー「フラ」のマダム。 |
『貸しボート十三号』昭和32年(東京) | |
依頼人 | 等々力警部(捜査協力) |
捜査主任/警部 | 平出警部補:築地署/等々力警部:警視庁 |
浜離宮公園の沖のボートの中から、首を途中まで挽き切られた男女の惨殺死体が発見される。金田一耕助が友情と恋による悲しい殺人事件の謎を解く。 |
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岩下トミ (いわしたとみ) |
「X大学短艇部」の合宿の寮母。 |
大木ひとみ (おおきひとみ) |
大木健造と藤子の娘。駿河譲治教え子。 |
大木藤子 (おおきふじこ) |
大木健造の妻。大木ひとみの母。 駿河譲治と共にボートの中で惨殺死体で発見される。 |
勝子 (かつこ) |
岩下トミの姪。「X大学短艇部」の合宿の手伝いをしている。 |
川崎美枝子 (かわさきみえこ) |
「神門産業」専務、川崎重人の妻。 美穂子の母。 |
川崎美穂子 (かわさきみほこ) |
「神門産業」専務、川崎重人と美枝子の娘。 金田一耕助のパトロンで「神門産業」総帥、神門貫太郎の姪。駿河譲治の婚約者。 |
君 (きみ) |
鮨屋「松金」の看板娘 |
佐藤ふみ (さとうふみ) |
五反田の待合い「ふみ月」のおかみ。 大木健造の愛人。 |
神門加寿子 (しんもんかずこ) |
神門貫太郎の妻。 |
信子 (のぶこ) |
大木家のお手伝い。 |
『鞄の中の女』昭和29年4月(東京・阿佐ヶ谷) | |
依頼人 | 等々力警部(捜査協力) |
捜査主任/警部 | 池辺警部補:所轄署/等々力警部:警視庁 |
自動車の後尾トランクから、女の足が突き出ているのが目撃された。事件は、マネキンの足だということで落ち着いたのだが、後日金田一耕助の探偵事務所へ、事件について話があると女から電話がかかる。が、あらわれたのは、女の夫だと名乗る男だった。金田一耕助がこの不思議な事件の謎を解く。 |
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緒方由紀子 (おがたゆきこ) |
片桐梧郎の前妻。 西銀座のキャバレー「金色」の元ホステス。 |
駒井昌子 (こまいまさこ) |
西銀座のキャバレー「金色」の経営者、駒井泰三の妻。片桐梧郎の妹。 西銀座のキャバレー「金色」の元ダンサー。 |
杉山 (すぎやま) |
金田一耕助の部屋の掃除をしてくれるおばさん。 |
望月エミ子 (もちづきえみこ) |
彫刻家片桐梧郎のモデル兼愛人。 駒井昌子の学校友達。 |
『仮面舞踏会』 昭和35年8月(長野・軽井沢) | |
依頼人 | 飛鳥忠熈 |
捜査主任 | 日比野警部補:軽井沢署/山下警部:長野県警 |
避暑客でにぎわう軽井沢の別荘地で、映画界の大スター鳳千代子の三番目の夫槇恭吾が殺される。死因は、青酸加里中毒であった。その二年前にも二番目の夫の新劇俳優、阿久津賢三が交通事故死していた。そして去年の夏には最初の夫の笛小路泰久がプールで死んでいたのだ。鳳千代子と恋愛中の飛鳥忠熈は、金田一耕助に真相の究明を依頼する。そして、又殺人事件が起こった、金田一耕助が連続殺人事件の謎を解く。 |
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飛鳥寧子 (あすかやすこ) |
飛鳥忠熈の亡妻。 |
栄子 (えいこ) |
桜井家のお手伝い。 |
小宮ユキ (こみやゆき) |
歌劇団の踊り子兼歌手。 |
鳳千代子 (おおとりちよこ) |
笛小路泰久、阿久津賢三、槇恭吾、津村真二と結婚し、離婚する。映画界の大スター。 |
(毎日'78:草笛光子)(テレ朝'86:松尾嘉代) | |
鳳歌子 (おおとりうたこ) |
画家鳳千景の妻。千代子の母。元新橋の名妓 |
桜井熈子 (さくらいひろこ) |
桜井鉄雄の妻。飛鳥忠熈長女。 |
(毎日'78:皆川妙子) | |
里枝 (さとえ) |
笛小路家のお手伝い。 |
沢村文子 (さわむらふみこ) |
ピアニスト。 立花梧郎の妻。茂樹の母。 |
高松ちか (たかまつちか) |
鳳千代子があずけられていた精進料理屋「千佳」のおかみ。 |
高森安子 (たかもりやすこ) |
藤村夏江が勤めている雑誌社「装美苑」の社長。 樋口操、藤村夏江の女子美術学校の同窓生。 |
多岐 (たき) |
飛鳥家のばあや。 |
(毎日'78:露原千草)(テレ朝'86:音羽久米子) | |
登代子 (とよこ) |
飛鳥家のお手伝い。 |
根本ミツ子 (ねもとみつこ) |
洋画家槇恭吾の別荘のお手伝い。 |
樋口操 (ひぐちみさお) |
津村真二が借りていたバンガローの持ち主。 藤村夏江の学生時代の先輩。 |
笛小路篤子 (ふえこうじあつこ) |
笛小路篤久の妻。泰為の継母。美沙を育てている。 |
(毎日'78:乙羽信子)(テレ朝'86:荒木道子) | |
笛小路美沙 (ふえこうじみさ) |
笛小路家の娘。 |
(毎日'78:村地弘美)(テレ朝'86:松原千明) | |
房子 (ふさこ) |
樋口操の夫、基一の愛人。 |
藤村夏江 (ふじむらなつえ) |
元新劇女優。 鳳千代子の二番目の夫だった新劇俳、優阿久津賢三の元妻。 |
村上静子 (むらかみしずこ) |
反乱軍により殺された飛鳥元忠を庇って死んだ村上達哉の妻。 村上一彦の母、一彦が幼い頃に死亡。(毎日'78:露原千草) |
山崎智子 (やまざきともこ) |
津村真二のガールフレンド。 |
『鴉』昭和24年11月(岡山) | |
依頼人 | 磯川警部と静養に訪れた地で事件に遭遇。 |
蓮池家の当主の孫娘珠生の夫、貞之助は三年前奇怪な手紙を残して失踪した。そして三年後磯川警部の元に「戻ってくる」と手紙が届く。ちょうど岡山へ静養に来ていた金田一耕助が、不可解な失踪事件のの謎を解く。 |
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幾代 (いくよ) |
珠生のいとこ。 |
(TBS'96:沖直美) | |
杉 (すぎ) |
女中。 |
蓮池珠生 (はすいけたまき) |
蓮池紋太夫の孫娘。失踪したといわれている貞之助の妻。 |
(TBS'96:とよた真帆) | |
蓮池由良 (はすいけゆら) |
蓮池紋太夫の妻。泰輔の叔母。 |
(TBS'96:佐久間良子) | |
『吸血蛾』昭和29年10月(東京) | |
依頼人 | 服飾店「ブーケ」の専属モデルクラブ「虹の会」のファッションモデル達。 |
捜査主任/警部 | 樋口警部補:四谷署、海野警部補:武蔵野署/等々力警部:警視庁 |
女流デザイナー浅茅文代の経営する服飾店「ブーケ」の専属モデル達が次々と惨殺された。犯人は文代がパリで同棲していた伊吹なのか?金田一耕助が、恐ろしい連続殺人の謎を解く。 |
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赤松静江 (あかまつしずえ) |
服飾店「ブーケ」の専属モデルクラブ「虹の会」のファッションモデル。 |
(東宝'56:伊原律子) | |
浅茅文代 (あさじふみよ) |
服飾店「ブーケ」の経営者。ファッションデザイナー。長岡秀二の愛人。伊吹徹三の元恋人。 |
(東宝'56:久慈あさみ)(テレ朝'77:大空真弓) | |
有馬和子 (ありまかずこ) |
服飾店「ブーケ」の専属モデルクラブ「虹の会」のファッションモデル。 |
(東宝'56:万里陽子) | |
栄子 (えいこ) |
江藤俊作の昆虫館の女中。 |
(東宝'56:出雲八重子) | |
片山敏子 (かたやまとしこ) |
人形工房「M・C商会」の秘書。 |
日下田鶴子 (くさかたづこ) |
新橋「アザミ服飾店」のファッションデザイナー。 |
(東宝'56:中北千栄子) | |
葛野多美子 (くずのたみこ) |
服飾店「ブーケ」の専属モデルクラブ「虹の会」のファッションモデル。 |
(東宝'56:白鳩真弓) | |
杉野弓子 (すぎのゆみこ) |
服飾店「ブーケ」の専属モデルクラブ「虹の会」のファッションモデル。 新聞記者川瀬三吾の恋人。 |
(東宝'56:安西郷子) | |
志賀由紀子 (しがゆきこ) |
服飾店「ブーケ」の専属モデルクラブ「虹の会」のファッションモデル |
(東宝'56:花房一美) | |
節子 (せつこ) |
服飾店「ブーケ」の縫子。 |
(東宝'56:大久保豊子) | |
田沢京子 (たざわきょうこ) |
日下田鶴子の「アザミ服飾店」の専属ファンションモデル。 |
滝田加代子 (たきたかよこ) |
服飾店「ブーケ」の専属モデルクラブ「虹の会」のファッションモデル。 |
(東宝'56:塩沢とき) | |
朝子 (ともこ) |
浅茅文代の内弟子。 |
日高ユリ (ひだかゆり) |
服飾店「ブーケ」の専属モデルクラブ「虹の会」のファッションモデル。 |
(東宝'56:立花満枝) | |
松崎 (まつざき) |
服飾店「ブーケ」ファッションデザイナー。 |
(東宝'56:宮田芳子) | |
操 (みさお) |
服飾店「ブーケ」の縫子。 |
三橋絹子 (みはしきぬこ) |
服飾店「ミモザ」の元ファッションデザイナー 。 |
『霧の山荘』昭和33年9月(長野・軽井沢) | |
依頼人 | 江馬容子 |
捜査主任 | 岡田警部補:K署/長田署長:K署長 |
K高原へ避暑に来ていた金田一耕助のもとに、江馬容子と名乗る女性が相談に訪れる。彼女の頼みで容子の伯母の元女優、紅葉照子の別荘に行った金田一は彼女の死体を発見する。 | |
江馬容子 (えまようこ) |
医学博士、故西田稔の姪。西田武彦のいとこ。 「あじさい社」のモード専門誌婦人記者。 |
(TBS'85:松本留美) |
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川島房子 (かわしまふさこ) |
西田照子の姉。元小学校教諭。 紅葉照子の元マネージャー。 |
西田照子 (にしだてるこ) |
紅葉照子の本名。医学博士、故西田稔の妻。 川島房子の妹。 |
郷田美代子 (ごうだみよこ) |
西田照子の友人。弁護士の妻。 |
F (エフ) |
西田照子のゴルフ仲間。医者の妻。 |
紅葉照子 (もみじてるこ) |
サイレント映画の大スター。西田照子の芸名。 |
(TBS'85:岡田茉莉子) | |
『霧の中の女』昭和31年10月(東京) | |
依頼人 | 等々力警部(捜査協力) |
捜査主任/警部 | 河本警部補:所轄署/等々力警部:警視庁 |
深い霧の夜、「たから屋」の店員牧野は、ストールを巻き付け色眼鏡をかけた万引き女を追いかけ、刺し殺される。女は霧の中へ消えていった。そしてまた殺人事件が起こる。やはり霧の夜「Y生命」専務、長谷川善三が待ち合いで殺される。同宿した女は、ストールを巻き付け色眼鏡をかけていた。そこには万引きされたイヤリングが残されていた。奇妙なことに金品の他にズボンと靴、オーバーまで盗まれていた。金田一耕助が謎を解く。 | |
江藤キミ子 (えとうきみこ) |
アルバイトサロン「サロン・ドウトンヌ」のホステス。 |
川崎和子 (かわさきかずこ) |
銀座四丁目の宝飾店「たから屋」の店員 |
島田アキ子 (しまだあきこ) |
アルバイトサロン「サロン・ドウトンヌ」のホステス。 |
塚本 (つかもと) |
宝飾店「たから屋」の得意客。 |
長谷川みさ子 (はせがわみさこ) |
「Y生命」専務、長谷川善三の妻。 |
花井ラン子 (はないらんこ) |
アルバイトサロン「サロン・ドウトンヌ」のホステス。 |
雪枝 (ゆきえ) |
アルバイトサロン「サロン・ドウトンヌ」のマダム。 |
村上ユキ (むらかみゆき) |
アルバイトサロン「サロン・ドウトンヌ」のホステス。 |
『首』昭和29年10月(兵庫と岡山の境の村) | |
依頼人 | 磯川警部と保養に訪れた温泉地で事件に遭遇(捜査協力) |
捜査主任 | 筒井警部補:N署 |
金田一耕助は磯川警部と共に山奥の湯治場に行く。そこには、三百年前に名主鎌田十右衛門の生首がさらされていた岩があり、それ以来獄門岩と呼ばれるようになっていた。前年、宿の婿養子だった達夫が同じように首をさらされるという事件が起こっていた。そして、金田一らが泊まった翌日、映画監督の里村の首がおかれていた。金田一耕助が二つの事件の謎を解く |
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幾代 (いくよ) |
湯治場「熊ノ湯」のおかみ。道子の叔母 |
(TBS'84:久保菜穂子) | |
道子 (みちこ) |
獄門岩で殺された達夫の妻。幾代の姪。啓一の母。 |
(TBS'84:沢亜樹) | |
香川千代 (かがわちよ) |
女優。 |
菊 (きく) |
湯治場「熊ノ湯」の女中。 |
『黒猫亭事件』 昭和22年3月(東京) | |
依頼人 | 風間俊六 |
巡回中の警官がある寺にさしかかると、寺の僧、日兆が穴を掘っているのを目撃する。不審に思った警官が穴を確かめると、中から腐乱した女性の死体が出てきた。死体は隣のバー「黒猫亭」のマダム繁子なのか?金田一耕助が顔のない死体の謎を解く。 |
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糸島繁子 (いとじましげこ) |
糸島大伍の妻。バー「黒猫亭」マダム。風間俊六の愛人。 |
(毎日'78:太地喜和子) | |
小野千代子 (おのちよこ) |
糸島大伍と同じ引き揚げ船で満州から帰国する。 |
(毎日'78:幸村三千代) | |
加代子 (かよこ) |
バー「黒猫亭」ホステス。 |
(毎日'78:ひろみどり) | |
君 (きみ) |
バー「黒猫亭」住み込み女中。 |
(毎日'78:井上聡子) | |
桑野鮎子 (くわのあゆこ) |
「日華ダンスホール」のダンサー |
(毎日'78:太地喜和子) | |
せつ | 風間俊六の妾。割烹旅館「松月」おかみ。 |
(毎日'78:和田かつら) | |
ちか |
割烹旅館「松月」女中頭 |
松田花子 (まつだはなこ) |
大工、松田米造の長女。銀座の茶寮「銀月」に勤務中、洋画家三宅順平に想われ、結婚するが姑やす子とのいさかいから、姑を殺すつもりが間違って夫を毒殺し、出奔する。 |
三宅やす子 (みやけやすこ) |
洋画家三宅順平の母。 |
『暗闇の中の猫』昭和22年3月(東京) | |
依頼人 | 強盗に襲われた銀行の頭取。 |
警部 | 等々力警部:警視庁 |
銀行強盗事件が起こる。犯人と思われる一人は射殺され、もう一人は記憶喪失となってしまう。 強奪された70万円の紙幣は、改装中のキャバレー「ランターン」の中で消えてしまった。金田一耕助が闇に光る目を持つ恐ろしい殺人犯をあばく。 |
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伊藤雪枝 (いとうゆきえ) |
キャバレー「ランターン」のマダム。寺田甚蔵の愛人。 鎌田梧郎の元恋人。 |
江口緋紗子 (ひぐちひさこ) |
キャバレー「ランターン」のジャスシンガー。 佐伯誠也の恋人。 |
『車井戸はなぜ軋る』 昭和21年9月(岡山・K村) | |
依頼人 | |
由緒ある本位 田家の長男、大助が復員してきた。しかし、彼は顔に大きな火傷のようなひきつれがあり、両眼を失い義眼をはめていた。はたして、彼は本位田大助なのか? それとも、大助の父が秋月柳に産ませた伍一なのか?家族が怪しんでいる時、夜中に泥棒が入り、 大助の妻梨枝が斬殺され、大助も車井戸に投げ込まれているのが発見される。殺されたのはいったい誰だったのか? 金田一耕助は事件の書類により真相を看破するが、すでに大助の妹鶴代は、真実を見通 していた。 |
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秋月柳 (あきづきりゅう) |
秋月善太郎の妻。 りん、伍一の母。不義の子(伍一)を産み、車井戸に飛び込み自害する。 |
秋月りん (あきづきりん) |
秋月善太郎の長女。伍一の姉。 |
小野咲 (おのさき) |
小野宇一郎の後妻。 本位田家に家宝の屏風のことで難癖を付ける。 |
杉 (すぎ) |
本位田家下女。 |
本位田鶴代 (ほんいでんつるよ) |
本位田大三郎の長女。 先天性心臓弁膜症の為就学できず、祖母槇の教育を受ける。 |
本位田槇 (ほんいでんまき) |
本位田庄次郎の妻。 大三郎の母。大三郎亡き後、本位田家を切り盛りする。 |
本位田梨枝 (ほんいでんりえ) |
本位田大助の妻。 |
吉田加奈江 (よしだかなえ) |
夫が戦死したため義弟の銀と再婚する。 |
『黒い翼』昭和31年(東京・成城) | |
依頼人 | 橘署長(捜査協力) |
捜査主任 | 島田警部補:緑ヶ丘警察署/橘署長:緑ヶ丘警察署 |
自殺したといわれる女優藤田蓉子の一周忌の夜、また殺人事件が起こる。「黒い翼」と呼ばれる黒ハガキの呪いなのか?金田一耕助が哀しい女の死の謎を解く。 | |
和子 (かずこ) |
藤田蓉子が可愛がっていた子どもたちのひとり。 |
春日恭子 (かすがきょうこ) |
藤田蓉子が可愛がっていた子どもたちのひとり。故藤田蓉子の隣家の弁護士の娘。藤田蓉子の娘? |
小泉郁子 (こいずみいくこ) |
緑が丘の開業医、小泉省吾の妻。 |
丹羽はるみ (にわはるみ) |
三枚目女優。三原達郎と東亜映画のニューフェイス第一期生。 |
原緋紗子 (はらひさこ) |
大スター女優。故藤田蓉子の親友。三原達郎と東亜映画のニューフェイス第一期生。 |
藤田貞子 (ふじたさだこ) |
原緋紗子の女秘書。故藤田蓉子の妹。緑が丘の住人。 |
藤田蓉子 (ふじたようこ) |
大スター女優。藤田貞子の姉。三原達郎と東亜映画のニューフェイス第一期生。 元浅草のレビュー劇場の踊り子。緑が丘の開業医、小泉省吾の患者。 |
『黒蘭姫』昭和22年11月(東京) | |
依頼人 | 糟谷六助 |
警部 | 等々力警部:警視庁 |
エビス屋百貨店で黒蘭姫と呼ばれる万引き女性が殺人を犯した。金田一耕助が女の嫉妬が起こした事件の謎を解く。 |
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綾子 (あやこ) |
「エビス屋百貨店」7階喫茶室のウェイトレス。 |
磯野アキ (いそのあき) |
「エビス屋百貨店」貴金属売り場の店員。 新野珠樹の高校時代の同級生。 |
黒蘭姫 (くろらんひめ) |
「エビス屋百貨店」に時折訪れては万引きをくりかえす女性。 |
清子 (きよこ) |
「エビス屋百貨店」7階喫茶室のウェイトレス。 |
柴崎珠江 (しばさきたまえ) |
「エビス屋百貨店」婦人服売り場の店員。 |
新野珠樹 (にいのたまき) |
「エビス屋百貨店」の社長、新野恭平の長女。 「エビス屋百貨店」支配人、糟谷六助の婚約者。磯野アキの高校時代の同級生。 |
伏見順子 (ふしみじゅんこ) |
「エビス屋百貨店」貴金属売り場の店員。 |
『香水心中』昭和33年8月(長野・軽井沢) | |
依頼人 | 常磐松代 |
捜査主任 | 岡田警部補:K署 |
「トキワ商会」の女帝、常磐松代から捜査の依頼をされた金田一耕助は、軽井沢へ赴くが、そこで松代の孫、松樹が心中死体で発見される。金田一耕助がふりまかれた香水に包まれた心中死体の謎を解く。 |
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青野百合子 (あおのゆりこ) |
ブローカー青野太一の妻。常磐松代の孫、松樹と心中死体で発見される。元「M・K・D」の踊り子。 |
(TBS'87:明日香尚) | |
川崎松江 (かわさきまつえ) |
川崎源太の妻。常盤松代の長女。 |
川崎松子 (ときわまつこ) |
川崎源太と松江の長女。常磐松代の孫。 |
(TBS'87:日下由美) | |
小林美代子 (こばやしみよこ) |
上原省三と母親同士がいとこ。常磐松樹の子供を妊娠している。 |
(TBS'87:高樹澪) | |
常磐松代 (ときわまつよ) |
化粧品会社「トキワ商会」の社長。「トキワ商会」創設者、常磐松蔵の娘。 上原竜吉の妻。松太郎・松次郎・松江の母。松樹・松彦・松子の祖母。 |
(TBS'87:高峰三枝子) | |
中川 (なかがわ) |
常磐松代の付添婦。 |
(TBS'87:大方斐紗子) | |
『壺中美人』昭和29年5月(東京) | |
依頼人 | 等々力警部(捜査協力) |
捜査主任/警部 | 山川警部補:成城署/等々力警部:警視庁 |
パトロール中の巡査が怪しい女に刺される事件が発生する、同じ夜、画家の井川謙造もアトリエで刺殺されていた。かけつけた金田一探偵と等々力警部が目にしたものはシナ曲技「壷中美人」の壷であった。金田一耕助が密室殺人の謎を解く。 | |
青田京子 (あおたきょうこ) |
花屋「万花堂」の店員。 |
秋山美代子 (あきやまみよこ) |
キャバレー「赤い鳥」のホステス。 井川マリ子の友人。 |
井川治子 (いがわはるこ) |
画家、井川謙造の亡妻。 |
井川マリ子 (いがわまりこ) |
画家、井川謙造の別居中の妻。元キャバレー「赤い鳥」のダンサー。 元ボクサー、梶原譲次の恋人。 |
宮武たけ (みやたけたけ) |
画家、井川謙造家の家政婦。日本橋の呉服屋「紅屋」に勤めている宮武敬一の母。 |
村上マキ (むらかみまき) |
楊祭典家のお手伝い。 |
楊華嬢 (ようかじょう) |
支那曲芸師。 楊祭典の養女。 |
『蝙蝠男』昭和39年2月(東京) | |
依頼人 | 等々力警部(捜査協力) |
捜査主任/警部 |
田畑警部補:表町署、波川警部補:碑文谷署/等々力警部:警視庁 |
深夜、受験勉強中だった由紀子はアパートの窓にうつった殺人事件を目撃する。そしてトランク詰めの死体が発見される。殺されたのは由紀子が見ていた部屋の住人で、ストリッパーのリリー梅本だった。金田一耕助が動かされた死体の謎を解く。 | |
小川豊子 (おがわとよこ) |
原田由紀子と同じ学校に通う高校生。 「日月荘」の住人。 |
白井克子 (しらいかつこ) |
六本木の服飾店「アザミ」と契約しているデザイナー。 「日月荘」の住人。 |
原田美枝子 (はらだみえこ) |
証券会社に勤める原田裕吉の妻。由紀子の母。 |
原田由紀子 (はらだゆきこ) |
原田裕吉と美枝子の娘。高校生。 「日月荘」の隣家に住んでいる。 |
リリー梅本 (りりーうめもと) |
赤坂のナイトクラブ「ローズマリー」のストリッパー。「日月荘」の住人。 坂崎卓造、波野圭一、吉野隆吉の三人の男と愛人契約をしている。 |
『蝙蝠と蛞蝓』昭和21年(東京) | |
依頼人 | 剣突剣十郎 |
金田一耕助のアパートの隣家に住む妾、繁が殺された。繁殺害のシナリオを書いていた耕助の隣部屋の住人、湯浅順平が逮捕される。 金田一耕助が事件の謎を解く。 |
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加代 (かよ) |
剣突剣十郎の姪。 金田一耕助、山名紅吉、湯浅順平が住むアパートの管理をしている娘。 |
繁 (しげ) |
妾。 |
『獄門島』昭和21年9月(岡山・獄門島) | |
依頼人 | 鬼頭千万太 |
警部 | 磯川警部:岡山県警 |
金田一耕助は、戦友の鬼頭千万太が復員船の中で死んだことを伝える為に、獄門島へ渡る。千万太の遺言で妹達を守る為だった。そして千万太の妹、花子が梅の木に逆さ吊りにされて発見される。 恐ろしい偶然の一致、それが惨劇の始まりだったのだ。 金田一耕助が、俳句になぞらえた「見立て殺人」の謎を解く。 | |
勝野 (かつの) |
鬼頭嘉右衛門の妾。 |
(空氣座'49:秋秀子)(東横京都'49:滝沢静子)(毎日'77:斉藤美和) (東宝'77:司葉子)(TBS'97:秋吉久美子) |
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鬼頭月代 (きとうつきよ) |
鬼頭与三松と小夜の長女。千万太の妹。18歳 |
(空氣座'49:春名薫)(東横京都'49:千石規子)(毎日'77:梶原恵)(東宝'77:浅野ゆう子) (フジ'90:牧瀬里穂)(TBS'97:櫻井淳子)(テレビ東京'03:三倉茉奈・佳奈)(NHKBS’16:掘った真由) |
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鬼頭早苗 (きとうさなえ) |
鬼頭一(ひとし)の妹。22〜3歳 |
(空氣座’49:水町君代)(東横京都'49:三宅邦子)(毎日'77:島村佳江)(東宝'77:大原麗子) (フジ'90:遙くらら)(TBS'97:秋吉久美子)(テレビ東京'03:高島礼子)(NHKBS’16:仲里依紗) |
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鬼頭小夜 (きとうさよ) |
鬼頭与三松の妻。月代・雪枝・花子の母。元旅回りの役者。 |
(毎日'77:葉山葉子)(東宝'77:草笛光子)(フジ'90:南野洋子)(TBS'97:絵沢萌子)(NHKBS’16:中西美帆) |
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鬼頭志保 (きとうしほ) |
鬼頭儀兵衛の後妻。没落した元網元「巴屋」の娘。一児の母。27〜8歳。 |
(空氣座'49:露原千草)(東横京都'49:月宮乙女)(毎日'77:浜木綿子) (東宝'77[巴]:太地喜和子)(フジ'90:二宮さよ子)(TBS'97:宮下順子) (テレビ東京'03:原田貴和子)(NHKBS’16:山田真歩) |
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鬼頭花子 (きとうはなこ) |
鬼頭与三松と小夜の三女。千万太の妹。16歳 |
(空氣座'49:光美沙子)(東横京都'49:谷間小百合)(毎日'77:萩奈穂美) (東宝'77:一ノ瀬康子)(フジ'90:持田真樹)(TBS'97:木内美穂) (テレビ東京'03:三倉莉奈・佳奈)(NHKBS’16:吉田まどか) |
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鬼頭雪枝 (きとうゆきえ) |
鬼頭与三松と小夜の次女。千万太の妹。17歳 |
(空氣座'49:中美乃子)(東横京都'49:朝雲照代)(毎日'77:立枝歩)(東宝'77:中村七枝子) (フジ'90:高橋由美子)(TBS'97:沢木蘭乃)(テレビ東京'03:三倉莉奈・佳奈)(NHKBS’16:秋月成美) |
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清水種 (しみずたね) |
駐在、清水巡査の妻。 |
(東横京都'49:松浦築枝)(毎日'77:二村民子)(東宝'77:宇野喜代子)(フジ'90:久松夕子) | |
『湖泥』昭和27年10月(岡山) | |
依頼人 | 磯川警部(捜査協力) |
捜査主任 | 磯川警部:岡山県警 |
北神家と西神家と反目しあう家のある村で、北神家の息子浩一郎の婚約者、御子柴由紀子が失踪し全裸死体となって発見される。犯人は婚約者の浩一郎なのか?それとも、由紀子に思いを寄せていた西神家の息子康雄なのか。金田一耕助が、陰湿な事件の謎を解く。 | |
御子柴由紀子 (みこしばゆきこ) |
北神浩一郎の婚約者。 |
志賀彰子 (しがあきこ) |
鬼首村の村長、志賀恭平の妻。志賀恭平が校長をしていた女学校の元教師。 |