金田一耕助の事件簿


な行
『七つの仮面』昭和32年(東京、横浜)
聖女の仮面を持つ美沙、そして彼女を取り巻く男達。そして殺人事件が起こる。            

美沙

(みさ)

牧場経営者の娘。

銀座の高級喫茶「ベラミ」の女給。山内りん子の女学校時代の後輩。

山内りん子

(やまうちりんこ)

女学校の教師。

美沙の女学校時代の先輩。学校始まって以来の才媛といわれていた。

『睡れる花嫁』昭和27年11月(東京)  
依頼人 事件に興味を持つ(捜査協力)
捜査主任/警部 井川警部補:S署/等々力警部:警視庁
高級住宅街をパトロール中の警官が刺殺される事件が起こった。場所は、死んだ妻を愛撫し続けて刑務所にはいった画家、樋口邦彦のアトリエの側だった。アトリエを捜索すると「天堂病院」から盗まれた、バー「ブルー・テープ」の女給、河野朝子の死体が発見される。死体には花嫁衣装が着せられていた。金田一耕助が凶悪で陰惨な事件の謎を解く。              
河野朝子
(こうのあさこ)
渋谷のバー「ブルー・テープ」の女給。
沢村
(さわむら)
渋谷の「天命堂病院」の看護婦。
水木加奈子
(みずきかなこ)

渋谷のバー「ブルー・テープ」のマダム。

樋口ひとみが勤めていた銀座の「キャバレー・ランタン」でダンサーの監督をしていた。

原田由美子
はらだゆみこ
渋谷のバー「ブルー・テープ」の女給。
樋口瞳
(ひぐちひとみ)

画家、樋口邦彦の妻。

銀座の「キャバレー・ランタン」の元ダンサー。

水木しげる
(みずきしげる)

渋谷のバー「ブルー・テープ」の女給。

水木加奈子の養女。

『猫館』昭和35年6月(東京)
依頼人

等々力警部のもとを訪れた金田一が事件現場に同行する(捜査協力)

捜査主任/警部 日比野警部補:谷中署/等々力警部
占い師、ドクトル・ハマコが殺され、死体の廻りは猫がとりまいていた。発見したのは隣の幼稚園の園児達だった。そしてハマコの家のお手伝いも死体で発見される。事件の謎は戦争中に行われていた秘密パーティにあるらしかった。金田一耕助が事件の謎を解く。
賀川波満子
(かがわはまこ)
ドクトル・ハマコの本名。
上条冴子
(かみじょうさえこ)
画家、上条恒樹の亡妻。
佐藤阿津子
(さとうあつこ)
ドクトル・ハマコの内弟子。
辻本咲子
(つじもとさきこ)
ドクトル・ハマコの家のばあや。
ドクトル・ハマコ
(どくとる・はまこ)
占い師。
松崎喜美子
(まつざききみこ)

「山陽幼稚園」保母。戦災孤児。

「山陽幼稚園」の糟谷天民夫婦に育てられる。